ホタテや牡蠣の養殖が盛んなサロマ湖。
1月下旬から3月上旬にかけてオホーツク海に押し寄せる流氷は多くのプランクトンを運んでくるため、漁場を豊かにします。
しかし一方でこれらの流氷がサロマ湖口を通って湖内に流入すると、養殖施設を傷付け破壊することがあります。
その被害を防ぐため平成10年に世界で初めて作られた防氷堤(アイスブーム)は、14本の支柱とその間に網を巡らせることで流氷の流入を物理的に防いでいます。
1枚のネットは約500tもの荷重に耐えれるよう作られており、流氷をせき止め張り詰めた網は独特の幾何学図形を描いています。
空撮実施実績